辻 明日真/ コラム, 小説, 連載/ 0 comments

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《ホーランドロップとトンビ》

辻 明日真

 

 

第十五話『学生プロデュース、100人計画』

(早稲田に特化したクラウドファンディング?!)

その場にいた玲央と政孝は鳶雄が言っている言葉の意味が理解できずにいた。頭脳明晰な玲央でさえ、これには驚きを隠せずにいた。

「それって具体的に何をするの?」

玲央の問いに対して、鳶雄はニコッと笑うと、二人に向かって話し始めた。

「志ある早稲田生の支援!!やりたいことがあってもお金がなくて、協力者がいなくて夢をあきらめる人はたくさんいる。そういう人たちが夢を叶える場所をつくりたいんだ」

鳶尾の目は異常なほど輝いていた。目の奥で光っているものは一体なんなのか、と政孝は鳶雄の目をじっつ見つめていた。

「誠くん、100歩譲って、クラウドファンディングという形で資金を集め、協力者を集めるというのはわかった。だけど、肝心の志ある学生はどこにいるの?」

「どこかにいるさ!!」

「?!!」

「探せばいい。これから」

「僕は今回は降りる。そんな学生が見つかるかわからない。見つかってもうまくいくかわからない。無謀だ」

玲央は鳶雄の計画の無さに呆れていた。しかし、鳶雄はその言葉を聞いても目の輝きを失ってはいなかった。誰が止めても止まらない、鳶雄の目からはそういう強さが感じられた。

「まずは100人の学生に会う。そして、その中から一人を選ぶ」

「100人?!!」

「やる前からできるかできないか悩んでないで、とにかくやってみるよ。それが俺の性格に合ってる」

「誠くんのアイディアはいつも驚きの連続だ。まだ全貌を理解したわけではないけど、僕も協力するよ。面白そうだ」

「政孝、ありがとう!俺だって全貌なんてわからない!やりながら見えてくるはずだ」

「それで行動できちゃうところが誠くんのすごいところだと思う」

「名付けて、学生プロデュース!!100人計画!!!」

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辻 明日真

辻 明日真

田舎に泊まろう!をコンセプトに自転車旅で10代はひたすらバガボンド。大学での豊富な失敗体験を生かして学生アドバイザーを行う傍らブログや小説に熱を入れる。アウトドアに見せかけて実は囲碁、お茶、コタツを三種の神器としているかなりのインドアマインドの持ち主。

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